おはようございます。月曜日の朝のレポートをお届けします。
今日の隠れたテーマは 「何を数えたかで、数字は変わる」。先週の日経平均は2.93%上がりました。同じ5日間で、TOPIXは0.91%下がっています。インフルエンザの全国集計は8.48から7.17へ減りました。ただし定点報告が数えるのは「受診して診断された人」で、その週は連休でした。同じ週に、沖縄は1年7か月ぶりの警報です。今日の主題は、「自閉スペクトラム症は増えている」という通説に、全員を同じ方法で数え直して答えた韓国の研究です。健康・研究・お金の3ジャンルで整理します。
🩺 健康・医療ニュース
1.【答え合わせ】第39週の全国は7.17、前週から減った — でも減ったのは「受診」かもしれない
10月2日(金)、厚生労働省が第39週(9/21〜27)の全国集計を公表しました。定点当たり7.17で、前週の8.48から減りました。報告数は26,678人で、前週(31,428人)から約15%の減少です。それでも昨年同期(1.04)の約7倍で、47都道府県すべてが流行開始の目安(1.00)を超えています。
| 全国 | 第36週 | 第37週 | 第38週 | 第39週 |
| 定点当たり報告数 | 3.29 | 5.54 | 8.48 | 7.17 |
| 報告数 | — | — | 31,428人 | 26,678人 |
| 昨年同期 | 0.50 | 0.72 | 0.80 | 1.04 |
同じ週なのに、向きが分かれました(第38週 → 第39週):
| 減った地域 | 第38週 | 第39週 | | 増えた地域 | 第38週 | 第39週 |
| 東京都 | 15.21 | 9.51 | | 沖縄県 | 26.27 | 42.50 |
| 神奈川県 | 14.71 | 8.59 | | 岐阜県 | 5.67 | 10.18 |
| 千葉県 | 14.36 | 9.76 | | 岡山県 | 1.40 | 3.12 |
| 富山県 | 10.77 | 5.85 | | 福島県 | 4.38 | 6.79 |
| 新潟県 | 10.16 | 6.29 | | 埼玉県 | 13.56 | 14.17 |
減ったのは28都道府県、増えたのは19府県でした。
- 「全国で減った」と読むのは、まだ早いです。
- 10/2号でお伝えしたとおり、第39週には連休の平日3日(9/21〜23)が入っています。定点報告が数えるのは「受診して診断された人」だけです。医療機関が閉まった週は、実際の患者数より低く出ます。
- 気になるのは、同じ首都圏で向きが分かれたことです。東京・神奈川・千葉は3〜4割減ったのに、埼玉は+4%でした。連休はどの県にも同じように入っています。「連休だから減った」だけでは、この差は説明できません。
- 10/2号では「頭打ちか、受診控えか。分けられるのは第40週(9/28〜10/4)の数字」と書きました。今回のPDFの1ページ目によると、第40週は10月9日(金)公表予定です。答えは今週の金曜日に出ます。
- 一般の方へ:全国の患者数は、数字の上では少し減りました。
- ただし病院が休みの日が多かった週なので、「受診しなかった人」は数に入っていません。本当に落ち着いたのかは、今週金曜の発表で分かります。
- 昨年の同じ時期の約7倍という状況は変わりません。
2.【警報】沖縄は42.50、1年7か月ぶりの警報 — 連休の週に1.6倍、いちばん多いのは60歳以上
沖縄県は10月2日、県内全域にインフルエンザ警報を発令しました。第39週の定点当たりは42.50で、警報の基準(30)を超えています。警報は2025年1月14日〜2月28日以来、約1年7か月ぶりです。
| 項目 | 内容 |
| 定点当たり(第39週) | 42.50(前週の1.62倍) |
| 警報の基準 | 30を超えたとき(解除は10未満になったとき) |
| 保健所別 | 那覇市60.78/南部57.17/北部35.60/中部25.77/八重山25.00/宮古24.50 |
| 型別 | A型83.2%、B型0.0%、不明16.8% |
| 年齢別の最多 | 60歳以上 437人(23.4%)、次いで40〜49歳214人、1〜4歳205人(計1,870人) |
| 学級閉鎖 | 計12校(9/24〜10/2) |
- 沖縄は、連休の週でも数字が下がりませんでした。
- 健康1で見たように、首都圏は連休の週に3〜4割減りました。沖縄は同じ週に1.6倍です。受診控えがあったとしても、それを上回る勢いで広がっていたと読めます。
- 年齢別でいちばん多いのが60歳以上という点は重要です。高齢者の定期接種は多くの自治体で10月1日に始まったばかりで、接種が流行に追いついていない状況です。
- ただし数え方にも注意が必要です。「60歳以上」はひとまとめの広い区分で、比べている「40〜49歳」「1〜4歳」はもっと細かい区分です。区分の幅が広いほど人数は多く出るので、「高齢者ほどかかりやすい」とまでは、この表からは言えません。それでも重症化しやすい層に437人という数は重く受け止めるべきです。
- 小さな注意として、前週の数字は県の発表で26.30、厚労省の集計で26.27とわずかに違います。遅れて届いた報告の扱いなど、集計のしかたで小数点以下が動くことがあります。
- 一般の方へ:沖縄では、インフルエンザの警報が出ています。
- 那覇市では1つの医療機関あたり1週間で60人を超えています。患者さんがいちばん多い年代は60歳以上です。
- 沖縄へ旅行・帰省する予定のある方、とくに高齢のご家族がいる方は、手洗い・マスクと、早めのワクチンを考えてください。
📚 注目論文・エビデンス
1.【今日の主題】自閉スペクトラム症は「増えている」のか — 全員を同じ方法で数えたら、12学年分で横ばいだった(JAMA Pediatrics)
韓国の1つの市で、小学校に入学する7歳児の全員を、毎年同じ方法でスクリーニングし、陽性の子には専門の診断評価を行いました。1998〜2010年生まれの12学年分を比べたところ、自閉スペクトラム症(ASD)の発症率も有病率も、増えても減ってもいませんでした。JAMA Pediatricsに9月14日オンライン掲載、10月2日にJAMAがニュースで紹介しています。
| 項目 | 内容 |
| デザイン | 前向きの、地域全体を対象にしたスクリーニング+診断評価(コホート研究) |
| 地域 | 韓国(論文の謝辞によると高陽市の教育委員会が協力) |
| 対象 | 1998〜2010年生まれの12学年。小学校に入学する7歳児の全員(調査は2005〜2017年) |
| 人数 | 62,081人 → スクリーニング陽性 2,077人 → 診断評価を完了 881人 |
| スクリーニング | ASSQ(自閉スペクトラム症スクリーニング質問紙) |
| 診断評価 | ADOS、ADI-R、知能検査、記録の確認。DSM-5基準で、臨床家の合議により診断 |
| 比べたこと | 生まれ年ごとの、7歳までの累積発症率と7歳時点の有病率。過去の診断・支援の有無(サービス利用歴)も記録 |
結果:
| 指標 | 12学年の範囲 | 傾向 |
| 7歳までの累積発症率 | 1.9%(95%CI 1.5〜2.4)〜3.2%(2.7〜3.8) | 有意な増加も減少もなし |
| 7歳時点の有病率 | 2.0%(1.5〜2.6)〜3.4%(2.7〜4.0) | 有意な増加も減少もなし |
さらに、通常学級にいて、それまで診断されていなかった子の中に、女の子が多く含まれていました。その子たちには特徴的な傾向があり、必要な支援を受けていないことも分かりました。
- 「報告される数」と「実際の数」を分けて考えさせる研究です。
- 1980年代から2020年代にかけて、報告されるASDの有病率は大きく伸びました。ただしその多くは行政やサービス利用の記録から数えた数字です。著者らは、そうした数字は診断基準の変化、支援の受けやすさ、制度上の動機づけで動きうると指摘しています。
- この研究は逆に、12年間、同じ物差しで、同じ年齢の全員を数えました。すると横ばいでした。著者らの結論は、報告されている増加には「見つけ方」の変化が大きく関わっている可能性がある、というものです。
- 臨床的にいちばん重いのは後半です。通常学級で、診断も支援もないまま過ごしている子がいて、そこに女の子が多い。「増えているかどうか」より、見つかっていない子がいることのほうが、現場にとっては切実な問題です。
- 限界:韓国の1つの市のデータで、国全体や日本にそのまま当てはまるとは限りません。スクリーニング陽性2,077人のうち、診断評価を終えたのは881人(約4割)で、評価を受けなかった子の扱いが推定値に影響しえます。7歳を迎えたのは2005〜2017年で、それ以降の動きは含まれていません。スクリーニングで陰性になった子の中にも、見逃しがありえます。
- 一般の方へ:「自閉症が急に増えている」という話を、聞いたことがあるかもしれません。
- この研究では、同じ市の7歳の子ども全員を、12年間、毎年同じ方法で調べました。すると、自閉スペクトラム症の子の割合はずっと2〜3%前後で、増えていませんでした。
- 増えたように見えるのは、「気づかれる子」が増えたからかもしれません。そして今でも、気づかれずに支援を受けていない子、とくに女の子がいます。お子さんの様子で気になることがあれば、相談してみてください。
2. 体重は9.8%減った、ただしプラセボでも3.9%減っていた — 週1回の新しい肥満症薬サーボデュタイド(SYNCHRONIZE-2)
グルカゴン受容体とGLP-1受容体の両方に作用する週1回の注射薬「サーボデュタイド」を、肥満のある2型糖尿病の人で試した第3相試験です。76週で、プラセボより有意に体重が減りました。NEJMに10月1日オンライン掲載。
| 項目 | 内容 |
| 試験名 | SYNCHRONIZE-2(NCT06066528) |
| デザイン | 多国籍・二重盲検・無作為化・第3相 |
| 対象 | 2型糖尿病で、BMI 27以上の成人 |
| 症例数 | 752人(3.6mg群250人/6.0mg群251人/プラセボ群251人) |
| 背景 | 平均55.7歳、BMI 36.5、HbA1c 7.4%、男性49.3% |
| 期間 | 76週 |
| 主要評価 | 体重の変化率、5%以上の減量を達成した人の割合 |
| 解析 | 治療方針推定量(途中で薬をやめた人、別の肥満治療を使った人も含めて評価) |
| 資金 | Boehringer Ingelheim(開発企業) |
結果(76週):
| 3.6mg | 6.0mg | プラセボ |
| 体重の変化 | −8.2% | −9.8% | −3.9% |
| プラセボとの差 | −4.3ポイント | −5.9ポイント | — |
| 5%以上減った人 | 57.6% | 64.5% | 35.1% |
| HbA1cの変化(基準7.4%) | −0.9 | −0.8 | −0.2 |
| 消化器の有害事象 | 72.8% | 77.7% | 38.6% |
プラセボとの比較は、すべてP<0.001でした。
- 見出しの数字と、薬が上乗せした分は別です。
- 6.0mg群の−9.8%のうち、プラセボ群でも−3.9%減っています。薬が上乗せした分は差し引き−5.9ポイントです。「5%以上減った人」も、プラセボ群で3人に1人(35.1%)いました。何もしなくても、試験に参加するだけで体重は動きます。
- 用量の内訳も見ておきます。6.0mgと3.6mgの体重差は1.6ポイントで、HbA1cはむしろ3.6mg群のほうが下がっています(−0.9対−0.8)。用量を上げたぶん血糖が良くなる、という形にはなっていません。
- 解析は「途中でやめた人も含める」方式です。数字は控えめに出やすい一方、実際の診療に近い見方です。
- 限界:開発企業の資金による試験です。期間は76週で、要旨には心血管イベントなどの長期の結果はありません。既存のGLP-1薬と直接比べた試験ではないので、「既存薬よりよく減る」とは言えません。消化器症状は7割を超えています(プラセボ群でも38.6%)。
- 一般の方へ:糖尿病のある肥満の人で、新しい週1回の注射薬を試した研究です。
- 1年半で体重は約8〜10%減りました。ただし偽の薬(プラセボ)を使った人たちも約4%減っています。薬そのものの効果は、その差の約4〜6%です。
- 新しい薬のニュースを見たら、「何と比べて、どれだけ減ったのか」を確かめてみてください。
💰 金融・税制ニュース(今週の見立て)
1.【先週の振り返り】日経平均は+2.93%、TOPIXは−0.91% — 同じ5日間で、逆を向いた
先週(9/28〜10/2)の日経平均は1,945円高の68,309円46銭で、3週続けて上がりました。一方、TOPIXは37.59ポイント安の4,091.00で、週間では下落です。同じ5日間、同じ東京市場で、2つの代表的な指数が逆の方向に動きました。
| 日付 | 日経平均 | 前日比 | TOPIX | 前日比 |
| 9/25(金・前週末) | 66,364.20円 | — | 4,128.59 | — |
| 9/28(月) | 65,877.62円 | −486.58円 | 4,112.00 | −16.59 |
| 9/29(火) | 65,481.27円 | −396.35円 | 4,041.13 | −70.87 |
| 9/30(水) | 66,753.72円 | +1,272.45円 | 4,108.65 | +67.52 |
| 10/1(木) | 68,956.72円 | +2,203.00円 | 4,131.98 | +23.33 |
| 10/2(金) | 68,309.46円 | −647.26円 | 4,091.00 | −40.98 |
| 週間 | — | +1,945.26円(+2.93%) | — | −37.59(−0.91%) |
金曜(10/2)の中身:東証プライムの値上がり215銘柄、値下がり1,306銘柄。売買代金は約8兆2,978億円。上昇業種は非鉄金属・鉱業・石油石炭、下落業種は証券・不動産・その他金融でした。
米国(10/2):ダウは250.40ドル高の51,176.96ドル、ナスダックは319.26ポイント高の27,190.86。低調な雇用統計で利上げ観測が後退し、買いが優勢でした。
【答え合わせ】米9月雇用統計(10/2号で「予想は媒体により8万〜10万人程度と幅」とお伝えしました):
| 項目 | 結果 | 予想 | 前回 |
| 非農業部門雇用者数 | +2.9万人 | 約8.4万〜9万人 | 8月 +16.2万 → +13.3万に下方修正 |
| 過去2か月の改定 | 合計−6.0万人(7月は+2.1万 → −1.0万) | — | — |
| 失業率 | 4.2% | 4.1% | 4.1% |
| 平均時給(前月比/前年比) | +0.1%/+3.0% | +0.3%/+3.1% | +0.3%/+3.1% |
| 労働参加率 | 61.8% | — | 61.6% |
- 日経平均は、株価の高い銘柄の動きが大きく効く指数です。10/1の2,203円高のうち700円以上はアドバンテスト1銘柄でした(10/2号)。TOPIXは東証プライム全体を時価総額で数える指数で、金曜は8割を超える銘柄が下がりました。「日経平均が週間で2,000円近く上がった」週に、市場の多くの銘柄は下がっていたことになります。
- NISAで持っている投資信託が、日経平均連動か、TOPIX連動か、全世界株か。それによって、同じ週の成績は逆になりえます。ニュースの指数と自分の口座がずれるのは、数えている銘柄と数え方が違うからです。
- 雇用統計にも「数え方」の話があります。失業率は4.1%から4.2%に上がりましたが、労働参加率も61.6%から61.8%に上がっています。失業率は「仕事を探している人」の中で数えるので、職探しを始めた人が増えると、それだけで上がることがあります。また7月の雇用者数は、最初の+2.1万人から−1.0万人に書き換わりました。速報値は、あとから変わります。
- 10月の米利上げの織り込みは、発表直後に下がったと各社が伝えています。ただし確率の数字は媒体によって大きく違う(約13〜26%)ため、ここでは使いません。
- ※相場は日々変動します。本レポートは今後の値動きを断定するものではありません。
- 一般の方へ:「日経平均が上がった週」でも、株全体が上がったとは限りません。
- 先週は日経平均が約3%上がった一方、東証全体の動きを表すTOPIXは約1%下がりました。自分の持っている投資信託がどちらに近いのか、一度確かめておくと、ニュースとのずれに戸惑わなくなります。
2.【今週の見立て】火曜に植田総裁、木曜未明にFOMC議事録、金曜にSQと第40週
今週は、日米の金融政策を占う材料が火曜と木曜に並びます。金曜はオプションSQに加えて、インフルエンザ第40週(連休の影響がない週)の全国集計が出ます。
| 日付 | 予定 |
| 10/5(月・今日) | 9月消費動向調査(14:00)、臨時国会召集、米9月ISM非製造業景況指数(23:00)、🩺 ノーベル生理学・医学賞の発表 |
| 10/6(火) | 植田日銀総裁が全国証券大会で挨拶(15:35)、10年国債入札、米8月貿易収支 |
| 10/7(水) | 8月毎月勤労統計(8:30)、8月景気動向指数(14:00)、新TOPIX構成銘柄の発表 |
| 10/8(木) | FOMC議事録(9月15〜16日開催分、日本時間3:00)、8月国際収支、9月景気ウォッチャー調査、10月さくらリポート(日銀地域経済報告)、30年国債入札 |
| 10/9(金) | オプションSQ、8月全世帯家計調査(8:30)、9月工作機械受注、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数、🩺 インフル第40週の全国集計 |
- FOMC議事録は、9月に3年2か月ぶりの利上げを決めた会合の記録です。先週の弱い雇用統計で「10月の追加利上げはない」との見方が広がりました。議事録で、委員がどこまで次の利上げを意識していたかが、その見方を補強するか、揺さぶるかの材料になります。
- 植田総裁の挨拶と、木曜のさくらリポートは、9月の利上げ後の日銀が、次をどう見ているかの手がかりです。10/2号でお伝えしたとおり、短観では企業の物価見通しが下がっていました。
- 水曜には新TOPIXの構成銘柄が発表されます。指数に「どの銘柄を入れて数えるか」が決まるイベントで、今日のテーマそのものです。
- 金曜はオプションSQで、指数が大きく振れやすい日です。高い株価の銘柄が動くと、日経平均だけが大きく動く——先週の構図が繰り返されるかを見ます。
- ※相場は日々変動します。本レポートは今後の値動きを断定するものではありません。
- 一般の方へ:今週は、日本とアメリカの中央銀行の「次の一手」を考える材料が出る週です。
- 金利の動きは、住宅ローンや預金の金利、円相場を通じて、暮らしにも届きます。今夜はノーベル生理学・医学賞の発表もあります。
📌 免責事項:本Morning Briefは情報提供を目的とした要約記事であり、医学的・投資的判断を行うものではありません。引用元の一次情報を必ずご確認ください。診療判断・投資判断は各専門家にご相談のうえ、ご自身の責任で行ってください。
先週の日経平均は、2.93%上がりました。同じ5日間で、TOPIXは0.91%下がっています。
どちらも「東京の株式市場」の数字です。違うのは、何を、どう数えているかだけです。金曜は、東証プライムの8割を超える銘柄が下がっていました。
今日の主題も、数え方の話でした。「自閉スペクトラム症は増えている」と、よく言われます。でもその多くは、診断や支援の記録から数えた数字です。韓国の研究者たちは、同じ市の7歳の子ども全員を、12年間、毎年同じ方法で調べました。結果は、2〜3%前後で横ばいでした。
増えていたのは、「気づかれる子」だったのかもしれません。そして今も、通常学級で、誰にも気づかれずにいる子がいる。その中に女の子が多い。私は、こちらのほうが重い発見だと思います。
インフルエンザの全国集計は、8.48から7.17に減りました。でも数えているのは「受診した人」で、その週は連休でした。同じ週に、沖縄は1.6倍に増えて警報です。新しい肥満症の薬は体重を9.8%減らしましたが、偽の薬でも3.9%減っていました。
増えた、減ったと聞いたら、まず「何を数えたのか」を見る。数字そのものより先に、数え方を確かめる一週間にしましょう。
金曜日には、連休の影響がない第40週の数字が出ます。今週もよろしくお願いします🩺💰